マイナーチェンジ? いや、完璧な進化! 「ウイニングポスト8 2018」はここがスゴい

1993年から続く歴史ある競馬ゲーム「ウイニングポスト」。
その最新作である「ウイニングポスト8 2018」は、「ウイポ8シリーズの集大成!」と銘打たれています。
しかし、本当に集大成と呼ぶにふさわしいのでしょうか?

単なるマイナーチェンジじゃないの?

2014年に発売された「ウイニングポスト8」から4年。
「ウイニングポスト8 2015」「ウイニングポスト8 2016」「ウイニングポスト8 2017」と毎年改良が加えられてきました。
そして2018年3月に発売された「ウイニングポスト8 2018」は、「8」を冠したナンバリングタイトルとしては既に5作目となります。
その間、基本的なゲームシステムやグラフィックは少しずつ改良されたとはいえ、ベースは変わらずに流用されています。
毎年更新されるのは3歳世代の馬の名前だけで、ほとんどマイナーチェンジじゃないの?
そう思う方もいるかもしれません。
しかし、コーエーテクモゲームスが「ウイポ8シリーズの集大成!」と銘打つ本作は、名実ともに集大成といえます。

最大の特徴は、調教システムの大きな進化!

これまで、週末のレースとレースの合間の平日には、馬の調教は基本的に調教師に任せきりでした。
「軽め」「普通」「強め」を指定できるだけで、自分の育てたいように馬を育てることはなかなか難しかったのです。
しかも、わずか3択ではゲームを続けていくうちに単調になってしまいかねません。
しかし、「ウイニングポスト8 2018」で追加された調教システムは、単調だったゲームのテンポ自体を刺激あるものに変えてしまいました。
「芝」「ダート」「坂路」「ポリトラック」「ウッドチップ」といったコース、「馬なり」「強め」「一杯」といった強度、そして「単走」か「併せ馬」かを選べます。
この組み合わせにより、「スピード」「瞬発力」「パワー」など、育てたい能力を優先的に伸ばすことができるようになったのです。

調教システム……これがなかなか奥深い! そしてちょっと悲しい?

新しく追加された調教システムは、馬の調子や疲労度も左右します。
たとえば「単走」よりも「併せ馬」を行なったほうが調子は上がりやすくなりますが、疲労はたまりやすくなるといった具合。
しかも、レース前数週間の調教内容により、「調教ボーナス」がつくことがあります。
たとえば、レースの2週前に「馬なり」、1週前に「強め」、そして当週に「一杯」で追いきれば、「上昇カーブ」や「最終追い切り」といったボーナスがつきます。
これらをうまく活用しながら、効率よくパラメータを上げていく必要があるのです。
また、馬の能力がピークに達してしまうと、調教の効果はプラスばかりでなくマイナスに働くようになります。
衰えていく馬の能力の減りを抑えるために、どうにか最善を尽くして調教していくわけです。
このあたりも生物を相手にしているみたいでリアルですし、衰えていくさまを見るのはちょっぴり悲しくもあります。

このように「調教システム」の大幅強化だけでも、「ウイニングポスト8 2018」は非常に充実したソフトであるといえます。
とかく、2018年のダービー馬候補「ダノンプレミアム」の追加などが話題にされがちですが、「ウイニングポスト8 2018」は、集大成と銘打つにふさわしい、システム面の根幹から進化を遂げているのです。
新たなナンバリングタイトル「ウイニングポスト9」が出るまで待とうかな……と考えている人にも、「ウイニングポスト8 2018」は良い意味で予想を裏切る出来となっています。