あのアカデミー俳優も出演! 骨太のSF超大作

『コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア』(Call of Duty: Advanced Warfare)は、2014年に発売された人気FPSシリーズの第11作目です。
はや数年前の作品とはいえ、いまだに色褪せない魅力があります。

シリーズの転換点ともいうべき一作

『コール オブ デューティ』シリーズのなかで、初めてSledgehammer Gamesという制作会社が制作を担当した作品が「アドバンスド・ウォーフェア」です。
それだけに、作品の顔ともいえるキャンペーンモード(ストーリーモード)には気合いが入っています。
描かれる時代は2054年。21世紀も半ばに入り、科学技術が発達した近未来を描いています。
なんと各国の政府は衰退し、代わりに民間の軍事会社が幅を利かせているという状況。
物語冒頭の韓国のシーンは、雨のそぼ降る中で怪しく光る看板と町の荒れ具合がショッキングに描かれていきます。チュートリアルも割と丁寧で、すぐに捜査を覚えられます。

主人公ミッチェルに感情移入できる演出

主人公のアメリカ海兵隊員ジャック・ミッチェルは、韓国での任務中に戦友であるウィル・アイアンズを失い、自らも左腕を失ってしまいます。
そこで彼に義手の手術を施したのが、ウィルの父ジョナサン・アイアンズ。
ジョナサンは世界最大の民間軍事会社アトラスの最高経営責任者であり、ミッチェルを入社させます。
そしてミッチェルの新しい戦いが始まっていくわけです。
それまでのシリーズと違い、視点人物はこのミッチェルに固定されるので、より感情移入しやすく、ドラマティックな物語が展開していきます。
戦友を喪い、義手となっても戦い続けるミッチェルの苦悩と苦労を追体験できます。

キャストも演技も映画並みのクオリティ!

何より本作のキャンペーンモードで特筆すべきは、ミッチェルを助けるボス、ジョナサン・アイアンズをはじめ、豪華な俳優陣・ボイスアクターたちです。
オリジナルの英語版では多くのキャラクターがボイスアクターとともにモーション・キャプチャーで演技にも協力しています。
特にジョナサン・アイアンズ役を務めたのは、『アメリカン・ビューティー』でアカデミー主演男優賞を受賞したケヴィン・スペイシーさん。
CGで再現された彼の顔も本人そっくりで、驚くこと間違いなしでしょう。
日本では字幕版のほかに吹き替え版も発売されており、日本語版のジョナサン役は人気声優の大塚芳忠さん。
いずれもプレイヤーの心に刻まれる重要な役どころとして名演技を披露しているので、字幕版か吹き替え版、どちらを買おうか悩まれる方も多いのでは?

2014年の発売とはいえ、当時最高の技術と錚々たる開発陣・キャストによって作られた本作。
マルチプレイの充実度は最新作に譲るとしても、コンピュータ(bot)相手の練習はできますし、映画を観るような感覚でキャンペーンモードを遊ぶだけでも充分に楽しめる一本です。